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「LEV-1」が月面で取得したデータを送信!~約38万kmの彼方から地上との直接通信に成功するなど世界初の快挙!

本ムーンショットプロジェクトの國井康晴プロジェクトマネージャ(中央大学)、吉光徹雄先生、大槻真嗣先生(JAXA宇宙研)、前田孝雄先生(東京農工大)が開発したLEV-1が、地球にデータ送信したことがJAXAから発表されました!!データの中身は、月面着陸したSLIMの映像(LEV-2が撮影)や、各種センサーからのデータです。加えて、LEV-1は月面で跳躍移動を行ったことも確認されたとのことです。
LEV-1は約2㎏の超小型ローバで、月面からの直接通信に成功した観測機となりました!さらにさらに!LEV-1はホップ(跳躍)して月面を移動することが出でき、今回のミッションでは6回の跳躍移動を行ったことが確認されました。完全自律機能による月面での跳躍移動とLEV-2との通信を達成したことは、世界初の快挙です!私たちは、このLEV-1の成果を、今後の月面探査に活かし、研究開発を進めて参ります。

【國井康晴プロジェクトマネージャより皆様へ】

日本初の月面探査ローバLEV-1、LEV-2という2台の親子プローブの連携による探査が実現しました。親プローブLEV-1が地球と直接通信しながら月面で6回の跳躍によって移動し、子プローブLEV-2とも通信して取得した着陸後のSLIM探査機の画像を地球に送信できた事を大変嬉しく思います。
LEV-1と呼ばれる様になる小型ロボットの構想、月面探査ローバ技術の研究開発を開始してから20年以上が経過してしまいましたが、ついに願いが叶いました。我が国の月面ロボット探査における一つのマイルストーンを刻めたのではないかと思っております。諦めずに共に歩んだ研究者仲間たち、支援してくれた皆さん、応援してくれた皆さんに対し、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回のLEVの技術的遺伝子は、内閣府ムーンショット型研究開発制度にて我々の研究開発プロジェクトが目指す、複数ロボットの群れによる月面探査技術の実現にも引き継がれています。また、さまざまな形で月惑星探査の領域を越えて受け継がれる事になると思いますので、未来のLEVの子孫達の活躍にも期待し、見守って頂ければ幸いです。
 そして、いつかこの歴史的瞬間を共有した若者達と一緒に研究できる時が来ることを願っております。

國井康晴

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